2017年5月5日金曜日

赤木明登「摩利蒔絵展」


2017年5月12日(金)~21日(日) 11:00~18:00
会期中の休み 5/14(日)18日(木)
赤木さん在廊日 5月12日(金)・13日(土)
「菊花」は、清明と、気品と、不老長寿を表し、「桐花」
は、鳳凰の宿木で、死後の再生を願うものだ。菊桐
ともに、悦ばしく高貴な文様でありながら、その背景
には死への意識が潜んでいる。器の文様は
象徴性をもちながら此の世界と人間の、自然と
人間の、生と死の循環の、宇宙的な係わりを表現
している。それぞれの文様の持つ物語を紡ぎなおし、
工藝の持つ宇宙論的な意味を再構築するという、
壮大な仕事に此処から取り組んでいきたいと思っている。  
                        赤木明登